こんにちは! 鈴木貴之です。
前回の記事では、(1)まずはアルファベットをしっかりと覚えよう、ということ、そして(2)その為にできること、についてお話してきました。
今回の記事では、アルファベットを覚えた上で非常に重要な『フォニックス』について、それを覚える為に使える動画をご紹介していきます。
フォニックスが英語学習において重要な理由
フォニックスがなぜ英語学習者にとって非常に重要かと言うと、フォニックスの知識があり、そしてその使い方をマスターすると英語を読むのが楽になるからです。
そして、多くのこどもたちと接して来ていて分かったのが、「英語が苦手だ」という生徒の多くが英文を読む力がないということが分かったからです。
特に中学生で英語が苦手だという場合、定期テストでの点数が良くないのですが、教科書を読ませてみると読めない、ということが結構あります。
それもそのはずで、彼ら・彼女らが使っている教科書を見せてもらうと、フリガナが振ってあるのです。フリガナが振ってあれば、教科書を読む時はそこを読むでしょう。だから英文を読む力が育ちません。
実際のテストで英文が振っているなんてことはないので、これでは点数が取れないのも分かります。日本語が読めないのに国語の点数が取れないのと一緒です。
『英語が得意』と言えるようになるのに最も重要なのが読む力だということが、ここから分かります。
また、英語を話せるようになるという目的にとっても『読める』は重要です。
なぜなら、『読む力』があるとそれだけ英語に触れられるようになります。その結果、体感的に理解できるようになっていきます。
日本人の中学生で『英語が苦手』という子が多いのは、英語に対する体感的な理解がないからです。
体感的な理解とは何かと言うと、なんとなく分かるということ。
それがあるから、知識としての英語を中学・高校で学ぶと頭にすっと入るのです。
これは母国語を学ぶのと一緒で、日本人の幼児が日本語を話せるのは文法を習ったからではなく、体感的に分かっているからです。
でも学校に行って国語の授業を受けると、点数が取れる子と取れない子が出てきます。
母国語である日本語でもそうなのに、英語を学び始めの時に知識だけ増やしても難しいのはそういう理由です。
だから、重要なのはフォニックスを覚え、そしてそれを使ってたくさん英文を読むこと。
これができれば、『英語が得意』と言えるようになるのにグッと近づきます。
ステップ1-②フォニックス
では、どうやってフォニックスを覚えていけばよいのでしょう?
まずは、アルファベットと音のつながりを理解することです。
「a」だと、音が二つあります。それを理解することが大事なのです。
これは下記の動画を繰り返し見てもらうことで分かるようになります。
これである程度覚えたら、今度は下記の動画で練習しましょう。
上記の動画はアルファベットの大文字と小文字が一緒になっていて、かつ絵も描いてあります。こちらの動画は小文字だけですので少しレベルが高いです。
フォニックスで間違いやすいアルファベット・音についてまとめました。
日本語と違い、英語では音を作る時に口全体を使います。
具体的には、唇、歯、舌、そして口の形。そういったものがすべて総合的に絡まって、英語の音になるのです。
最初の動画、そしてこの動画で口の形について説明し、動画でも見せていますので、しっかりと見て頂き、そして正しい口の形をマスターしてもらえたらと思います。
下記の動画では、同じアルファベットでも2つの音があるものについて解説しています。
フォニックスを使って単語を読む時に、二つ音があるアルファベットに関してはどちらの音を使うか分からないことがあります。その時は両方とも使って発音してみると分かる時があります。
こちらは中級編になるのですが、英語のスペリングにはある程度規則性があります。
特に長母音に関しては、一定のルールがありますのでそれに気づけるとスペリングがものすごく楽になります。
教室の生徒さんでもスペリングが得意と言うか、『当たり前にできる』というレベルの生徒さんがいますが、意識的かもしくは無意識的にそのルールを的確にとらえていると考えられます。
「スペリングは100回書いて覚える!」は古いですので、ぜひフォニックスを使ったスペリングを覚えてもらえたらと思います。
長母音を使った読み方についてはこちら。
ステップ1-③単語を増やす
ステップ1-②フォニックスで英単語を読む基礎をつけつつ、カード遊びなどを通して単語を増やしていきましょう。
おススメのカードはこちら。
Ready for School (Flash Kids Flash Cards)
教室でも使っているので生徒さんにもなじみが深く、アメリカの子供たちが使う言葉が入っているので日本人向けの教材と違い、外国っぽい雰囲気も楽しめます。
なお、フォニックスの学習においては覚えることが一番大事ですが、次に大事なのが覚えた音がちゃんと正しい音かどうかのチェックです。
それはネイティブに行ってもらうのが一番です(日本人だと「分かったつもり」の場合がある)。
動画での先生役をしたHana先生がフォニックスのチェック、または指導をしてくれるオンラインサービスがあります。
次の記事ではテキストを使った学習法についてお話をしていきたいと思います。
宮城県塩竈市にある少人数制・英会話重視の英会話教室「塩釜BTC英会話教室」
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