この記事では、現在テスト期間中の学校も多いと思いますが、中学生が良くやってしまう間違いについてお話をしたいと思います。
これは私がボランティアで中学生に教えている「塩釜英語寺子屋」でよく見る間違いや、私が長年指導してきた自分の英会話教室の生徒さんでもついうっかり間違ってしまう所を指摘していきます。
「中学生にテスト前に見直してもらいたいところ」として随時新しいものが入り次第更新していきますので、ぜひ定期的に見てもらえたらと思います。
中学一年生向けアドバイス
文法での基本ルールをマスターしよう。
【定期テスト前の中学一年生にアドバイス】
英語の文章を書くときは、ちゃんとその分の一番最初の分の単語の最初のアルファベットを大文字にしよう!
❌ this is your pen.
⭕ This is your pen.
これで減点されたら涙ものだよ!
中学一年生が特にやってしまう間違いとは、文法上の間違いが多いです。
・ 文章の最初を大文字にしない。
・ 名前の最初のアルファベットを大文字にしない。
・ ピリオドを忘れる。アポストロフィーを忘れる。
こういったところは忘れないように注意しましょう。
これ、あれ、それの違いをマスターしよう
小学生の時から英語を学んでいても良く間違ってしまうところのひとつに、「これ」「あれ」「それ」を混同してしまうということがあります。
これらは全く異なりますので、きちんと区別して覚えましょう。
単数 複数
これ this これら these
あれ that あれら those
それ it それら they
語尾を上げ調子にするか下げ調子にするか見極める方法
次に良く混乱してしまうのがここ。これは見分けるのがカンタンです。
本題に入る前に、まず前提についてお話をします。
前提① be動詞、一般動詞、現在進行形などひとつの文法につき肯定文・否定文・疑問文の3つがある。
前提② 疑問文にはYes, Noで答えらえる疑問文と、答えられない疑問文がある。
そして、どういう英文が上げ調子になるかですが、「Yes, Noで答えられる疑問文」のみ上げ調子になり、それ以外(肯定文、否定文、Yes, Noで答えられない疑問文」は下げ調子になります。
中学2年生向けアドバイス
2年生の1学期最初の定期考査(中間試験)で出てくる過去進行形。一年生の3学期に出てくる過去進行形と混同してしまうことが多い文法です。
それもそのはず。日本語の過去進行形は「~が~していました」で、一般動詞の過去形は「~は~しました」と訳されます。
これ、普段使っている日本語ではそんなに差を意識せずに使っています。だから、分からなくなってしまうんですね。
中学3年生向けアドバイス
Whoで始まる疑問文の答え方は、基本は同じ文法を使うことを意識しよう。
Who plays the piano in your family?
❌ It’s my sister.
⭕ My sister does.
これ、それは私の姉(妹)ですと言いたくなるけど、文法が違うので❌。
だから
Who is cooking in the kitchen?
❌ My father does.
⭕ My father is.
文法とその意味を覚えるのが英語理解の近道。
中学3年にもなると文法もやや複雑になってきます。でも、この基本を忘れなければ大丈夫。
英語で質問されたら、質問された同じ文法で答えよう
これで98%当たります。
例外は、
What do you do? (あなたは何の仕事をしているの?)
です。これに対する答えは、
I am a teacher. (私は英語の先生です)
などと職種で応えます。これだけ、一般動詞 → be動詞となります。
中学校の英語を理解するのに大事なこと
中学校で習う英語を覚えるのに大事なことは、中学校では一つ一つ文法を習うけど、横断的、そして縦断的に英語を捉えることです。
中学生が英語が分からなくなるのは、一つ一つ、今習っているところしか見ないからです。だから、もっと視野を広く持って、全体像・全体図の中で今何を学んでいるのかを意識してみてください。
そうするとずっと覚えやすくなりますよ!
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