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英会話教室には何歳から通わせると効果的か? → その質問に現役講師が答えます。

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こんにちは! 鈴木貴之です。

職業柄、今回の記事タイトルのような質問を時々受けます。

実際、英語が話せないお母さんにとっては、この問題はたくさんの人がたくさんの意見を言っていて、「どれを信じていいか分からない」と悩まれている問題です。

多くの場合、人の発言はその人の立ち位置に左右されて今います。だから、その人が「なぜそういうことを言うのか?」ということをしっかりと見抜かないと、振り回されてしまうのです。

そこで、この記事では、この問題について切り込んでいってみたいと思います。私自身が教室で指導して得た知見も交えてのお話になります。

0~3歳で”週一回だけ”通うのはお金のムダ

まず、最初にお伝えしたいのはこれ↑↑。この条件で英語を習わせることは、時間とお金のムダですので絶対にやらないでください。

はっきりお伝えしたいと思いますが、週一回通うだけで0~3歳児が英語を話せるようになることは絶対にありません。

週に3回以上、一回4時間程度、少人数で生活の中から英語を学ぶのであれば別です。

でも、そんな教室ってないですよね? 0歳から受け入れている教室の中身を見ると、お母さんと英語を使って触れ合っているだけ、そういう教室が多いのです。

これでは、目的が「小さいうちから英語に触れさせたい」というだけ以外の場合は意味はありません。そして多くの場合、小さいころに教室で英語に触れたかどうかは英語が話せるようになることに対してほとんど関係ありません。

0歳からそういう教室に通ったこともっと後から通い始めた子を比較しても、ほとんど差はないのです。

むしろ、小さいころに積極性を伸ばしてあげた方がよっぽど後で英語学習に役立ちます。同じ時間英語を学んだとしても、「英語を積極的に話そうとする子」と「消極的であまり話そうとしない子」を比べた時に大きな差が生まれるからです。

これは私が英会話教室で指導をしていて間違いのないことです。

もし、幼児期から何かをしたいというのであれば、ディズニーの映画を英語音声で流しておきましょう。

もしくは、たくさん洋楽を流しておくことをおススメします。子供が真剣に聞いていなくても良いのです。「家の中に英語がある」だけでこの時期は十分。

私の最近のおススメはAmazonのEcho。Amazonプライムに入っていればプライムミュージックでたくさんの洋楽が聴けます。それこそ、ポップからオールディーズまで。

この目的であれば一番安いタイプで十分です。

4~6歳の時期に英会話教室に通うべきかどうか?

さて、次は4~6歳、幼稚園や保育所に通っている時期はどうなのでしょう?

結論から言うと、子供によります。

このころから英語を習いはじめると英語の音に対する感性は伸びます。「小学生高学年になるころには聞き取れる範囲が普段聞いている音に固定されてくる」といわれていますので、それを防ぐ為には習いはじめても良いでしょう。

しかし、このころの子供の多くはじっとしていられません。だから、英会話教室が提供できるものと言えば、歌ったり踊ったりすること。

特に講師の数に対して定員数が多ければ多いほど、歌と踊りがメインになるでしょう。そうしないと、収拾がつかなくなってクラス運営ができないからです。

残念ながら歌って踊っているだけでは英語を話せるようにはなりません。

それどころか、ほとんど覚えられません。アルファベットすら書けるようにならない可能性もあります。

アルファベットが書けないということは、アルファベットを知らないということです。ということは、フォニックスも分かりませんし、単語を見ても読めません。

6歳にもなればフォニックスさえ覚えられればある程度単語が読めるようになります。でも、歌って踊っているだけではできません。

私の運営する教室にはそういう教室から移ってくる生徒さんたちもいますが、数年そこに通っていてもアルファベットから指導を始めることがほとんどです。そこでの数年は何だったのかと思わざるを得ないような状況になっているのです。

歌ったり踊ったりする教室でなけば集中力が続かないのであれば、まだ通い始めるタイミングではない。もう少し待っても大丈夫。

だから、急がないで大丈夫ですよ!

ただ、周りの同年代の子が通っていたら焦ってしまうかもしれませんね。

しかしそれは損しているだけなので無視してOK! と言いたいところですが、もし不安なのであれば、これだけはしておいてください。

生活環境に英語の音を入れる。

どういうことかというと、先ほどの子供向け映画のDVDや、好きな洋楽があればそれを常にかけておけばいいということ。

しかも、集中させる必要はありません。テレビやCDプレーヤーの前にじっと座って、真剣に聞きなさい! なんてことは言わなくて大丈夫です。

ただ単にその場に音がある。それだけでOKです。耳は集中していなくても聞いていますので、音をちゃんと拾ってくれます。ここで大事なのは意味が分かるということではありません。あくまでも日本語よりも音程が広い英語の音になれるというところにあります。

その際のおすすめはオールディーズ。例えばカーペンターズ。

もしくはサイモンアンドガーファンクル。

最近の曲よりもこういう少し古い曲の方が発音がはっきりしていて、効果が高いと思われます。

なお、先ほどご紹介したamazonのEcho&プライムミュージックの組み合わせだと、カーペンターズやサイモンアンドガーファンクルの曲も入っています!(プライム会費で聞けます!)

では、どの時期が英会話教室に通わせ始める最も良い時期なのか?

ズバリ! 言いましょう。

様々な情報、そして実際の経験から小学二年生が最も良い時期です。

理由は3つあります。

まず第一に、何かを誰からから学ぶということを小学一年生の一年間で体験してきていること。

これで机に座って何かを学ぶということがすでに生活の一部になっています。ということは、無理に歌ったり踊ったりしなくても集中力が保てる時期だということです。

すると、より「覚えなければならないこと」に講師が時間を割くことができるようになる為、より短い期間で英語を覚えていくことができるようになります。

第二に、小学生高学年になって英語を本格的に学び始めるまでにまだ時間があること。

2020年から小学5年生から今後は英語が教科にになっていきますが、5年生になるまでにまだ3年の余裕があります(2年、3年、4年で3年間)。

この間に英語を覚えていく為に必須となるアルファベットおよびフォニックスを覚えて、そしていくつかの単語を覚えていくことでスムースに英語の学習をスタートできます。

英検も無理なく4年生で5級、5年生で4級、そして6年生で3級とチャレンジしていけるでしょう。すると、中学生の間に準2級、そして2級を狙いやすくなります。

第三に、英会話力は十分そこからでもつけられること。

英会話教室に通わせる最も大きな理由は「英語が話せるようになってもらいたいから」だと思います。つまり、英会話教室に通わせて良かったのか、悪かったのかはそこで判断すべきなのです。

私が自分の教室を開いたその最も大きな理由は、とあるお母さんからこのような相談を受けたからです。

私は子供を2歳から12歳まで10年間英会話教室に通わせました。でも中学生になった今、英語を話すことができません。なぜでしょうか?

この言葉にショックを受けた私はいろいろと調べ、そして英語が話せるようにならない理由、そしてどうなれば話せるようになるかを研究しました。

その結果出てきた答えが、これです。

英語は話せば話すほど話せるようになる。

単純すぎて馬鹿らしいと思うかもしれませんが、これが真理です。

子供たちが英語を使って会話をするということに関してより強く意識するのは、意識できるのは、経験から言って早くて小学2年生ごろからです。それまでは、意識がふわっとしていて、話すということに意識を持っていけません。

だから、このあたりから「話す」ということ、そして「話せるようになること」を意識していくことで、日々の英語の学習が「話せるようになる未来」につながります。そしてだからこそ頑張れるのです。

ただ実際のところ、本当のことを言えば始めるタイミングはお子様次第です。

早くからきちんと学ぶことに対しての態度ができている子は、早いうちから始めることでより長い時間英語に触れられますので、日々の頑張りを少なくしても英語力はついていきます。本人にとっては楽なのはこちらです。

ただ、学ぶ姿勢ができていないのに教室に通い始めるのは、本人にとってもつらいですし、なかなか他の生徒さんほど覚えられません。比較してしまうとついイラっとしたり、悲しくなったりしますので、お勧めできません。

勉強するのが好きな子であれば、早く始めるとメキメキ伸びますよ。

逆に、遅く始めたからと言って話せるようにならないかと言えばそういうこともありません。

私の英会話教室に小学6年生から通い始め、高校2年生の時には英語がペラペラになった女の子がいます。中学1年生から始めて同じように英語がペラペラになった子もいます。

ただし、この子たちの場合は教室に来るとき以外も勉強し、さらに英語に対する感性が最初から非常に高い子でした。そういう子は遅く始めてもメキメキ力をつけられます。

正直に言えば、「正解は人それぞれ違う」ということ。

でも、たくさんの生徒さんを見てきて、またお母さんの相談に乗ってきて、分かったことは、「小学二年生から始めると、効果的=英語が話せるようになるくらい成長する可能性が非常に高い」ということです。

もちろん、それには「正しい英会話教室選び」というハードルもクリアしなければなりません。

でもすでに長くなったので、それは次回の機会にしたいと思います。


どのように「自分の目的に合った教室を選ぶか?」という視点を入れて作った電子小冊子を作りました。

その名も「英会話教室・英語教室選択ガイド」。もし地域にいろいろある英会話教室・英語教室でどれが最も「自分の子供に合った教室なのか?」で悩まれている場合は、こちらをお読みください。

中学校で学ぶ英文法を理解しているかどうかのチェックはこちらの動画で!



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