こんにちは。鈴木貴之です。
こんな記事を見つけました↓↓
深刻な学力格差、英語嫌いの子が増えた根本原因 英語教育学の専門家が戦慄した調査結果の数々
「小学校英語の教科化」で何が起きているのか?
現行の学習指導要領がスタートしてから、英語嫌いの小中学生が増えていると言われている。昨年末より、2030年度からの小中高校の教育課程をめぐる本格的な議論が始まったところだが、「今後の英語教育のあり方を定めるためには、今の英語教育の深刻な現実を直視し、原因解明と打開策を早急に検討する必要がある」と、英語教育学を専門とする和歌山大学名誉教授の江利川春雄氏は指摘する。次期学習指導要領では、どのような改訂が必要なのだろうか・・・（続く）
Yahooニュース（東洋経済）
記事は少し長いので、要点をまとめてみました。
記事の内容のまとめ
小学校英語の教科化の問題点
- 英語嫌いの子どもが増加: 文科省の調査によると、英語の勉強が好きではない小学6年生の割合は、教科化後の2021年度には31.5%となり、教科化前の2013年度の23.7%から約8ポイントも増加しています。
- 学習内容の高度化と過重な負荷: 学習指導要領で定められた新出単語数が多すぎる上に、内容も高度化しており、子どもたちが消化しきれず英語嫌いになる原因となっています。
- 受験英語化による負担増: 中学入試に英語を加える学校が増えたことで、小学生の負担が増加しています。
中学校英語の現状と問題点
- 小学校からの英語嫌いと学力格差: 小学校で英語嫌いになった子どもが中学校に入学し、英語力の格差が著しい状況です。
- 教科書の内容の難化と過重な負荷: 新出単語数が大幅に増え、難解な文法項目も追加されたことで、中学生は以前の2倍の単語に苦労しています。
- 授業は英語で行うことの強制: 学習指導要領で「授業は英語で行うことを基本とする」と定められたことで、教員も生徒も負担が増えています。
- 教師の不満と授業の質の低下: 教科書が難しくなりすぎたことで、教師はノルマをこなすだけで精一杯となり、英語を使ったアクティビティーやグループワークが減少しています。
英語の学力二極分化と英語離れ
- 高校入試結果に見る学力低下と二極化: 公立高校入試の結果から、英語の基礎学力が定着していない生徒が多いことが明らかになっています。
- 全国学力・学習状況調査の結果も深刻: 中学3年生の英語の平均正答率が大幅に低下し、特に「話すこと」の正答率は非常に低い状況です。
- 英語離れが進む現状: 英語の授業内容がよく分からない、英語の勉強が好きではない、将来英語を使いたくないという生徒が増加しています。
背景にある教育政策と提言
- エリート育成策との関連性: 英語教育の難度引き上げは、英語ができる「グローバル人材」というエリート育成を目的としている可能性があります。
- 義務教育の役割と提言: 義務教育はすべての子どもに基礎学力を保障し、学ぶ喜びを与える場であるべきです。
- 次期学習指導要領への提言: 新出単語数や文法項目の精選、授業での英語使用の自由裁量、協同学習の重視、タブレットPCなどの使用制限などが提言されています。
結論
日本の英語教育は、過重なノルマや数値目標で子どもたちを追い立てるのではなく、すべての子どもに外国語を学ぶ喜びをもたらし、「ことばの力」と「協同する心」を育てることが重要であると述べています。
このようにしてみてみると、「英語が好きじゃない子ども」が増えているということが分かります。
子どもが英語が好きじゃなくなる理由とは？！
なぜ子どもは英語が好きじゃなくなるのでしょうか？
塩釜で英会話教室を設立して12年。その中で見えてきたことをこの記事ではお伝えしたいと思います。
「英語嫌い」なお子さんが増えている背景には、日本の英語教育における様々な問題点が上の記事では指摘されています。
文部科学省の調査でも、小学校の英語教育が本格的に始まったにも関わらず、英語に否定的な回答をする小学生の割合が増加しているという結果が出ています。
（むしろそれが助長している感じになっている）
ではなぜ否定的になるのでしょうか？
英語が嫌いなのは、英語が分からないから
私の12年の経験からの結論は、これです。
当教室では、子どもたちが英語を嫌いになってしまう根本原因は「英語が分からないから」だと考えています。
「英語が分からなければ、英語は楽しくない」
当たり前のことですが、理解できないものを好きになることは難しいですよね。
英語も同じで、理解できないから面白くない、楽しくないと感じてしまうのです。
英語が分かるようになると、英語が好きになる
逆に言えば、英語が分かるようになれば、英語は好きになります。
「英語が好きじゃないんです」と相談しに来てくれる中学生の英語の成績を見ると、基本テストの点数が取れずに、苦労している様子が見えます。
でも、英語が得意になっていくと、だんだん「英語が好きだ」と意識が変わっていきます。
実際に、当教室の生徒さんたちも、最初は英語に苦手意識を持っていた子でも、レッスンを通して英語が理解できるようになるにつれて、どんどん英語が好きになっています。
英語ができるようになると、自然とそれを使ってできることが増えていきます。
そうすると、自分なりの「英語の楽しさ」を見つけられるようになります。
そこまでいくと、「英語嫌い」はなくなります。
「英語は難しい」と思う時もあるでしょうが、それでも「嫌い」にはならないのです。
難しい学習も積極的に行う理由
当教室では、『子どもに本当に話せるようになってもらう英語教育を提供する』をテーマにしています。
だから、「英語が分かるようになるためには、時には難しい学習も必要です」とお伝えしています。
でも、そういう風にお伝えすると、保護者の方の中には「うちの子にそんな難しいことは無理かも・・・」と不安に感じる方もいらっしゃいます。
しかしながら、本当に話せるようになることを目指したら、難しいことを学ぶ必要はどうしてもあるのです。
（結局は中高でそのレベルの英語を学ぶので、決してて学校で使わない英語を学ぶということではありません）
しかし、ご安心ください。当教室では、お子さんのレベルに合わせた丁寧な指導を徹底しています。
難しい内容も、噛み砕いて分かりやすく説明し、楽しく学べるよう工夫しています。
また、レッスンでやること自体が次のレベルに行くように設計されているので、自然とレベルアップするレッスン設計になっています。
英語学習は山登り
英語学習は、まるで山登りのようです。
最初は大変な道のりですが、一歩ずつ着実に進んでいくことで、必ず頂上にたどり着けます。
世の中には、いくら頑張っても手に届かないものというものは確かにあります。
例えば、私が大谷翔平氏のように野球で活躍するのは天地がひっくり返っても無理でしょう。
でも、英語が違います。
言葉は、継続すれば必ず話せるようになるし、覚えられるものです。
もちろん第二言語としては個人差もあります。
個人差はあっても、着実に前に進んで行くことだけは間違えありません。
頂上からの景色は最高！
そして、頂上からの景色は最高です！
英語が話せるようになった時の喜びは、何物にも代えがたいものです。
当教室では、お子さんが楽しみながら英語を学び、着実にステップアップできるよう、全力でサポートしています。
最後に
「うちの子は英語が苦手だから…」と諦めずに、ぜひ一度当教室のレッスンを体験してみてください。
英語が分かれば、英語は必ず楽しくなります！
宮城県塩竈市にある少人数制・英会話重視の英会話教室「塩釜BTC英会話教室」
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