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小学三年生が英検3級ライティングで高得点を取る為に親ができること

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2017年度の英検の試験から加わったライティングという項目。英検3級以上には必ず出題されるようになりました。

自由記入形式のこの問題、もしお家でお母さんが英検の対策をしているとしたら、教えるのが結構難しい問題だと思います。

自由に英文を書く時に何が難しいかと言えば、文法や単語そのものよりも、「何を書くか?」で止まってしまうところが難しいのです。

そこで、この記事では英検3級のライティングを教える際に、お母さんが自宅でも使える指導の方法をお伝えしたいと思います。

小学3年生が英検3級のライティングで難しいと感じるところ。

まず、第一にライティングで最も難しいのがどこかと言えば、質問に対する答えを考えるところです。

例えば、What do you do in your free time? という問題が出たとします。

すると、小学三年生はこう考えます。

え? 自由時間に何をするって? 音楽を聴くことかな・・・。

そして、答えにこう書きます。

I listen to music.

すると、それ以外書けなくなっちゃうんですね。答えは25~35語で書かなきゃいけないのに、これだと4語しかありません。これでは点数が取れません。

これ以上書けないと思ってしまうのは、これを英語で考えてしまっているからです。でも、実はこれ以上書けることっていっぱいあるんですよ。

ただ、その引き出し方を小学生は知らないだけなのです。

ほとんどの子供たちは英語を特別なものだと思っています。だから、受け答えも特別だと思っているのです。

私の英会話教室に来る生徒さんたちも、結構多くの子が(最初は)英語を特別だと思っていて、習ったようにしか受け答えができません。

でも、何を言っても良いんですね。一つの質問をされ、そして答えたら、それで終わってしまうのではなくて、そこから話を広げていくと会話が続くのです。

そしてそれができると、英会話って楽しくなるんですよ。どんどん話が広がって、多少英語が下手だとしても、「お前、話せるな」って思ってもらえるようになるのです。

ライティングをライティングと考えない。会話と一緒だと考える。

ではどうしたらいいのかというと、こう質問してみてください。

「友達に「自由時間何しているの?」って聞かれて、「音楽を聴いている」って答えたら、その後その友達はなんて言うと思う?」

すると、きっとこういうと思います。

どんな音楽を聴いているの? かな・・・?

そうしたら、こう聞いてあげてください。

「]じゃあ、そう言われたららなんていう?」

●●●の曲を聴いている。

「いいじゃない! じゃあ、それを書こうよ」

そのまま書くと、I listen to… と同じ文章になるので、少し工夫をして、「私の好きな歌手は●●●です」とすればいいのです。

すると、こんな感じになります。

My favorite singer is Takayuki Suzuki.

(あくまでも例です)

そうしたら、次はこう聞いてあげてください。

「ふーん。その歌手のどういうところが良いの?」

すると、好きなことなので子供はその歌手のおすすめのポイントを教えてくれるでしょう。

声がかっこよくて、とても素敵!

そしたらすかさず、

「いいじゃない! じゃあ、それを書こうよ」

すると、I think his voice is so cool and he is very handsome! なんてのがスラスラ出てきます。3級まできちんと学習していたら、そんなに難しくないんですよ。

これでもうすべて合わせると22語です。あとは今まで使っていなかったlikeでも使って文章を作ればいいんですね。

I love him!

なんて書いたらおませさんだなと思い、にっこりとほほ笑んであげればいいのです。

ライティングの答えは子供の中にあります。

お母さんは、それを引き出してあげるだけでいいのです。

英検3級の過去問は英検のサイトで公開されています。

また、英検のサイトの3級のライティングテストについての採点方法などについてはこのページでご確認ください。

本で勉強したいという方は、こちらの本がおすすめです。

ちなみに、私が若いころに読んで、日本人らしさを失わないで「世界で活躍する日本人」という人物像に強く衝撃を受けたのが、こちらの漫画。

この本の中で、日本人のサラリーマン、キートン、アメリカ人、イギリス人が一緒に飲みに行く話が出てきます。

その中で、「サンタクロースを信じていたか?」という話になり、日本人サラリーマンは、「僕は自部の親がプレゼントをくれていたと知っていたさ」と答えます。

それを聞いたアメリカ人とイギリス人はしらけるのですが、キートンが「実はクリスマスイブの日に、本当にサンタクロースが自分の部屋にやってきて・・・」と話しだします。

結局は内容はサラリーマンと同じことだったのですが、一つの体験を膨らませて話をするのが好きな欧米人にはキートンの話が受けるのです。

英語は英語そのものを勉強することも大事ですが、それをいかに運用していくかということを学ぶことも大事です。特に英検3級以上の英語力を身につけたら、そちらの方を重視した方が話せるようになるでしょう。

実際に英検3級のライティングを受けた生徒さんのお母さんからのご報告

【2018年6月18日追記】

今回、こちらの記事でお伝えした方法で指導した生徒さんの保護者から英検3級1次試験結果発表の日である本日、下記の連絡を頂きました。

英検一次 合格できました!
ありがとうございました
英作文450点も取れてました
7/8が二次面接です
引き続き どうぞよろしくお願いします。

英語は教科じゃないんです。言葉なんです。

その理解ができると、ライティングはグッと楽しいものになりますよ!

英検3級のライティングに必要な文法はこの本の中に詰まっています。

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