こんにちは。鈴木貴之です。
先日、新中学1年生の生徒さんからこのようなお話を頂きました。
子供と同学年の友達は学習塾で英語を学んでいたようなのですが、今回模試があり長文が出たようです。でも、(友達は)全く分からなかったと本人に言われたようです。
母親も学習塾で学んできたものは何だったのか? となってしまったようで、どのように息子さんが問題を解けているのか、どう説いているのかが疑問になったようです。
英検を受けて合格し、知らず知らずのうちに力をつけているわが子を薄々感じていましたが、まさか周りに相談されるとは思いませんでした。
息子曰く、今の教室に通ってから色々コツや唇の形などで分かるようになったとのことでした。本当にすごいことで、先生方に感謝でいっぱいです。
このように言っていただけて、うれしく思います。
そして、どうしてこういう違いが出るのかを考えてみました。
そのお話をこの記事ではしたいと思います。
中学校・学習塾で英語を学ぶことが難しい理由
私は常々、英語の学習には体験的理解と知識的理解が必要だというお話をしています。
詳しくはこちらの記事をお読みください。
すごく単純に言うと、体験的理解は英語に大量に触れるところから得られます。
それに対して知識的理解は「どういう理屈でそういう意味になるのか?」というもので、中学校や塾での勉強はここに当たります。
日本語を覚える順番を考えた時に、どの順で学べばいいのかを考えると、
①体験的理解
②知識的理解
この順番しか考えられません。
我々日本人が日本語を覚える時に、いきなり知識的理解から入った、という人はいないでしょう。
まずは日本語に慣れて、どうしてか分からないけど「こう言うとこういう意味になる」と分かってから、学校に行ってそれを知識として学んでいきます。
日本語の習得に苦労した、という日本育ちの日本人はいないでしょう?
だから、この順が言語を覚える最も良い道だと私は考えています(生徒さんたちの結果を見てもそれが正しいと確信できます)。
こう考えていくと「中学校・学習塾で英語を学ぶことが難しい理由」はひとつです。
最初に知識から入ろうとするから、です。
当教室で学んでいる生徒さんが「どうして学習塾で学んだ子は解けないのに、自分は解けるのか?」と質問を受けても明確に答えられないと思います。
それはそれでいいのです。分からないうちに分かっているのですから当然です。
知識として理解しているのではなく、大量に正しく英語に触れてきたことから、どういう風に言えばどういう意味になるのかを体験で理解しているのです。
だから、分かる。
これ、すごく大事です。
なぜなら・・・
小学生のうちに体験的に理解したものを中学で知識と結びつける
ことができるからです。中学校での学習を進めていくと、
「あ、これってこういう理由でこういう意味になるんだ!」
となります。
こうして覚える子は強いです。
なぜなら、「なんとなく分かっている」にプラスして、知識としての裏付けが得られるからです。
定期テストや模試でも体験的知識があれば分かりますし、知識からも納得できればより正答率は上がります。
これ、体験的理解がなければ知識だよりになります。そして知識がない、ぼんやり覚えている、あやふやに覚えているなどの場合は正答率は下がります。
つまり、体験的理解があると中高生になった時に圧倒的に有利になります。
体験的理解はある条件化でしか得られない
体験的理解は、
1.正しく英語に触れること
2.大量に触れること
3.英語と日本語を相互に理解すること
この3つを満たさないと本来のものを得られません。
プリント学習だけ、楽しいだけの学習からは得られません。
様々な英語に自分で考えながら触れていく必要があるのです。
そして、指導する側が体験的理解と知識的理解をちゃんと意識していて、かつ英語と日本語両方に対する理解があり、さらに子供が良く間違う場所を理解してそれを簡単に理化できるように教えられる力が必要です。
正直、英語を話せない、使えない人が教えているところで英語を学ぶということを私は理解できません。
例えば、塾の先生は中学英語を教えられるかもしれません。でも英語を話せないことが多いでしょう。
そうなると、本来の意味での英語の理解をしていない(体験的理解がない)と言えますので、そういう状態で教えられると「体験的理解」を知らない人が教えていることになりますので、その先生から生徒が体験的理解を得られるかといえば、疑わしいと言わざるを得ません。
他にも学習教室などで英語を教えているところがありますが、英語を話せない先生が教えていることが多いでしょう。
そういう先生は、生徒が疑問に思ったところをきちんと教えてあげられるでしょうか? また、体験的理解を踏まえて教えられるでしょうか?
正直言って、無理でしょう。
「いきなり頭で英語を理解しろと言っても難しい」のに、そのようにしか教えられません。
そういうところで英語を学んでも、理解できるようにはならないでしょう。
もちろん、中には1を教えて10を知るような子がいます。
そういう子はどこで学んでも、知識的理解だけでも英語が分かるようになります。
ただ多くの場合、そういうある意味運に任せるようなことを私はしたくないと思っています。
だから、多くの子供たちが無理なく英語を理解できていけるような指導の仕方をしています。
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