英語学習

「中学で学ぶ英語」を「大人になっても使える英語」にするには?

中学英語を 大人になっても使える英語に する方法
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こんにちは。鈴木貴之です。

当教室は2012年からスタートして、2年で新規生徒さんを断らざるを得ないくらいに成長してきました。

その結果、たくさんの生徒さんたちに来ていただき、現在では生徒数の約25%は中学生がが占めています。

当教室で学んでいる中学生は多くが定期テストで90点以上を取ることができていますし、まずは80点を下ることはありません。

(もちろん中にはなかなかテストで実力を出し切れない生徒さんもいますが・・・)

そういうたくさんの生徒さんたちを見てきて私が思うことは、英語力そのものではなく英語学習に対する姿勢が学校でのテストの点数を取れるかどうかを分けているのではないかということ。

より具体的に言うと、

①真の意味で英語力がある子は学校英語で点数が取れるが

②学校英語で点数が取れても本当の英語力があるわけではない

ということです。

①の子は将来実社会に出ても英語を活かしていくことができます。

②の子は実社会に出るとそれを使って何かをする、ということができません。

つまり、学校の英語の定期テストで90点台を毎回とれるような中学生でも、実際にそれを現実で使うとなると途端に「テストの点数が取れることで得ていた自信」が霧散してしまうということです。

学校のテストで点数を取れるからと言って、外国人を前にすると急に話せなくなってしまう。こういう経験をした方は少なくはないと思います。

そして、大人になってから「自分が勉強していたのは何だったのだろう」と嘆き、テストで良い点数を取る為に費やした時間が活きていないことに愕然とするのです。

思い出してみてください。

あなたも過去中学生だったころ、学生だったころ、英語のテストの為にどれくらいの時間を費やしてきたでしょうか。

それがあなたの中に今残っているでしょうか? それを活かしていますでしょうか?

しかしながら一方では、確かに中学・高校時代に学んだ英語を活かして大学で自分が学びたいことを学んだり、社会に出て役立たせている人もいます。

多くの人が活かせていないのに、一部の人はしっかりと活かせている。

この違いは何なのでしょうか?

その秘密をこの記事では紐解いていってみたいと思います。

中学英語を将来活かせる子がみんな持っているもの

当教室のレッスンは75分あるのですが、中学生クラスではほぼ必ず最初の15分はライティングの時間にあてています。

与えられたテーマに沿って、英語で文章を書くのです。

これをずっと行ってきて、私はひとつ面白いことに気づきました。

ライティングの時間15分でノート1ページを英文で埋められる生徒となかなか埋められない生徒がいます。

これらの生徒さんたちが「15分で書ける英文の量」と「定期テストの点数」には明らかに相関性が見られることが分かったのです。

「15分で書ける英文の量」が多い場合は「定期テストの点数が高い」傾向にあり、

「15分で書ける英文の量」が少ない場合は「定期テストの点数が低め」の傾向にあったのです。

(もう一つ言えば、英文の質が高い生徒さんは「定期テストの点数が高い」傾向にあります

この2つの違いは何なのでしょうか?

私もいろいろと生徒さんの様子を観察したり、話を聞く中で英文を書ける生徒さんとそれが難しい生徒さんの間にはある差があることが分かりました。

それは英語力ではありません。

その違いは、英文を1ページ書ける生徒さんはテーマを与えられたら、たとえそれが苦手なテーマであっても工夫して文章を書けるのに対して、書くのが難しい生徒さんは「何を書いたらいいか分からない」と考えていることでした。

書きたいことを英語で書けないということではありません。その時のテーマが自分の関心のあることであれば書けるのですが、関心がないと途端に書けなくなってしまうのです。

つまり、考える力、思考力の差がそこにはあるのです。

テストの点数が良いだけではダメな理由

なぜ様々なテーマで英文ライティングができる子とそうでない子の間には差が出てしまうのでしょうか?

テストの点数が良ければ頭がいいということです。そうであればライティングも書けるはず。

そう思うのですが、そもそも学校の定期テストは「与えられた問題を解く」ことが課題です。英語力を試すために与えられた問題に対して答えを見つけていく。これが学校の英語です。

しかし、あるテーマを与えられての英文ライティングはそれとは全く異なります。こちらは、テーマこそは与えられますが文章の内容・構成は自分で考えなければなりません。

元々ある正解を見つけ出すのが学校英語で、

自分で考え、創り出していくのが英文ライティングです。

子供達が社会に出て求められることはどちらでしょうか?

ほとんどの場合、社会では「すでに備えられている答えがない中で、自分で最適と思える答えを見つけていく」ことが重要視されます。

例えば、海外の会社と手を組んで何かをしようと思えば、その海外の会社の人と知り合い、仲良くなり、その人たちを知った上で彼らにとってメリットがある提案ができ、かつ交渉をまとめ、契約を結ぶ。

その後はその契約がきちんと履行されているかチェックして、良い関係性を継続し、お互いにとってメリットがある状態を継続させることでできるだけ長く良い関係を持ち続ける。

ないしは単純に海外の会社の社員とやり取りをすることを上司から任じされた時に、それをこなしていくことと考えたとしても、そこには複数の「答えのない問題」を乗り越えなければならない状況が出てくるでしょう。

(これは海外相手の時だけではなく、日本国内だけでの仕事も一緒です「

つまり、定期テストで点数を取る為に必要な資質と社会に出て英語を活かすのに求められている資質は異なる、というこです。

だから、学校の英語のテストでいかに点数が取れても、それは「その中でしか使えない能力」です。

その観点から言えば「学校で点数が取れるようになること」を至上の課題としている学習塾が提供している価値は学校が提供している価値と一緒です。

学習塾の中には4技能を伸ばす為に英会話を取り入れている所もありますが、そもそもその目的はテストの点数を上げることで、もちろんそれが学習塾に求められていることです。

でもだからこそ、「学校のテストで点数を取る為の英語指導」しかできていないことがほとんどです。

では、どうすれば「中学で学ぶ英語」を「大人になっても使える英語」にできるのでしょうか?

大人になっても使える英語を中学生が身に着ける方法

当教室ではその方法として2つのことを行っています。

まず第一に、先ほども言いましたが英文ライティング。

教室に来て、その日に与えられたテーマで英文をたくさん書く力を伸ばすのです。

第二に、一対一での英語での会話。

当教室では中学生クラスでは3週間に1度ほどの割合で生徒にネイティブ講師と一対一での英語のやり取りをさせています。

1回の会話は30分。正直、準備をしないでレッスンに来たら英語で話せる時間ではありません。

しかし、学年を追うごとに生徒さんたちは話せるようになっていきます。それはもちろん私が「どうすれば30分を話せるようになるのか」についてコーチングをするからであり、さらに言えば「どうすれば30分楽しく話せるようになるのか」を生徒さんたち一人一人の成長度合いに応じて話をしているからです。

様子を見ていると、ネイティブ講師との会話なのに笑い声が聞こえてきたりします。

つまり、それだけ会話を楽しんでいるということです。

ではどういうコーチングをしているかと言えば、「話す時だけが勉強じゃない」ということを伝えています。

つまり、常日頃からアンテナを立てて、話す内容(特に相手の講師が興味深く反応するような内容)を探し、それについてどういう風に言えばいいのか、使える単語や文法は何か。そういったことをあらかじめ考えておく。

そういうことをお話しています。そしてこれは常日頃から考えることの大切さ、そして考える力を伸ばすことの大切さをお話していることになります。

そういうことを伝えていった結果、中にはトランプ氏が大統領だった時代、民主派のネイティブ講師と彼のことについて深く議論をするような生徒さんも出てきました。

この生徒さんは高校卒業後、より英語を活かした職に就きたいと英語に強い大学を希望し、そして受験に勝ち今では関西の大学に通っています。

 

「学校の勉強なんてなんの役に立つの?」と子供に聞かれたことがあるかもしれませんが、少なくとも英語に関してはやり方さえ間違えなければ将来間違いなく役に立ちます。

当教室はこの記事でもお話してきました通り「将来につながる英会話レッスン」を行っています。中学生クラスのレッスンは学校で学んでいる英語を実社会でも活かせるように工夫して提供しています。

小学生クラスから上がってくる生徒さんがほとんどなのでなかなか空きが出ないのですが、今回引っ越しなどで空きが2枠だけ出ることになりました。

興味のある方は下記の空き状況をご覧ください。

https://shiogamabtcenglishschool.info/%e7%8f%be%e5%9c%a8%e7%a9%ba%e3%81%8d%e3%81%8c%e3%81%82%e3%82%8b%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%81%ae%e3%81%94%e7%b4%b9%e4%bb%8b/

 

 

宮城県塩竈市にある少人数制・英会話重視の英会話教室「塩釜BTC英会話教室」
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