こんにちは。鈴木貴之です。
「フォニックスって、“発音が良くなる方法”でしょ?」
あるお母さんが、体験レッスンのあとにこう言いました。
「正直、フォニックスって“発音が良くなる方法”だと思ってました。」
その気持ち、よく分かります。私も最初はそう思っていました。
でも、フォニックスって、実はそれだけじゃないんです。
むしろ本質は、「読み書きの力」をつけるための技術。
今回は、
「フォニックスって結局何?」
「なぜ今、子どもに必要なの?」
という疑問に、実例や教育現場の課題も交えながら、じっくりお答えしていきます。
フォニックスとは?
一言で言えば、 「英語のつづりと音の関係を学ぶ方法」です。
例えば、 「C」「A」「T」という文字を見て、 「キャット」と読めるようになる。
逆に、 「キャット」と聞いたときに、 「C・A・T」と正しく書けるようになる。
こうした“音と文字のルール”を体系的に学ぶのが、フォニックスです。
日本語にはない音が多い英語では、このルールを知らないと、「見ても読めない」「聞いても書けない」という状態になります。
フォニックスを学ぶことで、
- 初めて見る単語もある程度「読める」
- 聞いた単語を「書ける」
- 単語の暗記がラクになる
といった効果があります。
なぜ今、フォニックスが必要なのか?
理由は大きく3つあります。
1. 小学校英語の本格化
2020年から小学校で英語が必修になりました。
しかし、現場では「聞く・話す」に比重が置かれ、「読む・書く」の指導はまだまだ不十分。
フォニックスのような読み書きの基礎がないまま中学に進むと、単語が読めない・書けないまま文法に入ることになります。
2. 中学英語の難化
昔に比べて、今の中学英語は明らかに難しくなっています。
語彙数が増え、文法のスピードも速くなっている。英語嫌いになる生徒も増えています。
そして、定期テストでは“スペルミスは減点対象”です。
たとえ文法的に正しい答えを書いても、 単語のスペルが間違っていれば「×」になる。
つまり、 「書けるかどうか」が点数に直結する時代なんです。
3. 覚えなくていいから、覚えられる
フォニックスを身につけると、
- 覚えた単語が頭に残りやすい
- 読み方とつづりが結びつく
- 理屈で理解するから応用が効く
…という“記憶に優しい”仕組みが手に入ります。
アルファベットを「名前」で覚えるのではなく、 「音」で覚えることが大切なんです。
よくある誤解:フォニックスは発音矯正?
フォニックスというと、「発音が良くなる」「ネイティブっぽくなる」というイメージを持つ方が多いです。
もちろん、それも一つの効果ですが、それは“副産物”。
本来は、 「英語を読む・書くためのロジック」を教えるもので、日本の子供たちにとってはほぼ必須の内容です。
私が中学生だったころは、「つづりは100回書いて覚えろ」的な指導を受けましたが、それはもう過去の話。
今はフォニックスというツールがあるので、それを使った方が圧倒的に楽に、そして本質的に英単語のつづりを覚えられます。
読み書きのルールを知らずに英語を学ぶのは、 “ルールを知らずに漢字を書けというようなもの”。
ルールさえ知っていれば、 見たことがない単語も「きっとこう読むだろう」と予測できるようになります。
教育現場のリアルな声
私たちが教えている子どもたちの中には、
- 「英語は好きだけど、書けない」
- 「聞けるけど、テストの点数が取れない」
- 「英単語が全然覚えられない」
という子がたくさんいます。
その多くが、音とつづりの関係を知らないまま中学に入ってしまった子どもたちです。
反対に、フォニックスをしっかり学んでから中学に入った子は、
- リスニングで内容がつかめる
- 英単語のスペルが正確
- 読解でもつまずかない
という強さを発揮しています。
つまり、フォニックスは“英語の底力”を作ってくれる技術なのです。
フォニックスを始めるベストタイミングは?
「何歳から始めたらいいですか?」とよく聞かれます。
答えは、 「文字に興味を持ち始めたとき」です。
- アルファベットに興味がある
- 単語カードに反応する
- 「これ何て読むの?」と聞いてくる
こんなサインが出てきたら、 フォニックスの始めどきです。
逆に、小学生のうちに始めないと…
- 「丸暗記しかない」と思い込む
- 英語は“音と文字がバラバラなもの”と誤解
- 忘れる→覚える→また忘れる…のループ
という非効率な学びになってしまいます。
どんなレッスンが効果的?
フォニックスをただ“聞いて覚える”だけでは意味がありません。
大切なのは、
- 音を聞く(リスニング)
- 自分で言う(スピーキング)
- 文字を見る(リーディング)
- 書く(ライティング)
この4つがバランスよく組み合わさったレッスン。
さらに、
- 体を使ったアクションフォニックス
- カードやゲームを使ったアクティビティ
など、楽しく反復できる工夫が欠かせません。
「楽しい=続けられる」 「続けられる=身につく」
これが、子ども英語の鉄則です。
まとめ:今こそ、フォニックスを。
フォニックスは、
- 英語を「聞く・話す」だけでなく
- 「読む・書く」力までつけられる
まさに、“総合的な英語力”の土台になるメソッドです。
そしてこの土台があるかどうかが、 中学・高校・受験・社会人になってからの英語力に 大きな差を生むのです。
今はまだ小学生。英語の「先のこと」なんて想像つかないかもしれません。
でも、その先を見据えて準備できるのは、親であるあなただけです。
子どもが「英語ってわかる!」「できるかも!」と思える最初のきっかけを、 フォニックスで作ってあげませんか?
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